サルコペニアって知っていますか?

更新日:2021/03/09

サルコペニアって知っていますか?

  ご高齢の方で、腕や脚が前より細くなって歩ける距離が短くなったり、つまづいたり転んだりしやすくなっている方はいませんか?このような場合、「まあ歳だからしょうがない」と思っていませんか?
 加齢とともに筋肉量は徐々に低下し、筋力も落ちるので「歳のせい」の部分はあるのですが、人並み以上に筋肉量や筋力が低下する場合があります。これを「サルコペニア」といい、転倒、寝たきり、死亡などに関わるため、現在は病気として扱われています。
 サルコペニアは、両手足の筋肉量、握力、歩く速さの3つにより診断します。
 筋肉量が一定以上低下し、握力が低下(男性28kg未満、女性18kg未満)しているか歩く速さが低下(1メートル毎秒未満)していればサルコペニアと診断します。サルコペニアの原因として、加齢以外にも活動量が減ること、栄養が十分でないこと、糖尿病や腎臓病、心不全といった慢性疾患にかかっていることがあげられます。サルコペニアは早く対処をすれば戻る、あるいは進行を抑えられると報告されていますので、筋肉をしっかり動かす・使う運動をすることにより活動量を上げること、食事量を少し増やす、特にたんぱく質を毎食均等にこれまでより多めに摂ること、かかっている病気をしっかりと治療することが重要にります。
 当院では、サルコペニアに関する診療を行っています。これを読んで自分もそうかも?と思われたら、お気軽にご相談ください。

         

執筆者

内科 部長  杉本 研
専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医/日本老年医学会老年病専門医・指導医、高齢者栄養療法認定医/日本糖尿病学会糖尿病専門医/日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医/日本高血圧学会高血圧専門医・指導医/日本旅行医学会認定医/日本サルコペニア・フレイル学会認定サルコペニア・フレイル指導士
専門領域・得意分野 老年病、老年症候群/高血圧/糖尿病

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