気になるできもの ~皮膚良性腫瘍~

更新日:2016/11/16

気になるできもの ~皮膚良性腫瘍~

皮膚は常に紫外線、物理・化学的刺激にさらされています。それらによって皮膚には様々な変化が生じ、また、その変化が目に見えるという宿命を負っています。
腫瘍もその代表であり治療の必要な悪性腫瘍と、そればかりではない良性腫瘍があります。
ここでは普段目にすることの多い良性腫瘍のうち、尋常性疣(ゆう)贅(ぜい)(いぼ)、脂漏性角化症(老人性疣贅)、粉瘤、脂肪腫、母斑(ほくろ)を例にとり説明します。

尋常性疣贅は、ウィルスが皮膚に侵入することで生じます。若年者に多く、他の部位に伝染することがあります。

脂漏性角化症は、加齢による変化です。

粉瘤は、毛穴が皮膚の中で膨らんで内部に粥状物質を貯めた状態です。ここに化膿が加わると痛みを生じます。症状緩和のために切開排膿が必要となることがあります。

脂肪腫は、文字どおり脂肪の塊です。軟らかく自覚症状も出にくいものですが、ときに巨大なものも存在します。

母斑は、母親の胎内において、ヒトがヒトとなるべく分化する時期のちょっとした異常によって生じます。経時的に様々な変化を伴うことが皮膚がんを思わせるということが少なくありません。この場合、
①形が左右対称性か
②境界がはっきりしているか
③色が均一か
④大きさが6mmを超えていないか
という4つの注目ポイントがあります。

執筆者

皮膚科 医長  澤田 文久
専門医・指導医 日本皮膚科学会皮膚科専門医
専門領域・得意分野 皮膚科一般

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