不眠症について

更新日:2016/11/27

不眠症(睡眠障害)でお悩みの方へ

不眠症(睡眠障害)で悩む方はとても多く(以下のグラフ参照)、治療を受ける方も増えています。


不眠症の症状としては、寝つきが悪い、途中で何度も目が覚める、朝早くから目が覚めるなど、様々なものがあります。また十分に眠れないことで、日中に眠気を感じる、集中できない、頭痛や肩こりなど、様々な支障をきたします。
 

さて、不眠症の治療と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。多くの方が、不眠症には睡眠薬と思われるのではないでしょうか。
もちろん、不眠症の治療において睡眠薬の役割は大きいのですが、睡眠薬と同じくらいに大切だといわれているのが、睡眠衛生と呼ばれるものです。


睡眠衛生とは、睡眠に影響を与える様々な行動や生活習慣を見直そうという取り組みです。



例えば、健康な生活習慣といわれる「早寝早起き」ですが、中年期以降は、早くから布団に入ることで睡眠の質を悪くしてしまうことが少なくありません。しっかり眠りたいからと、早い時間に睡眠薬を飲んで布団に入り、眠気がくるのを待つというのは睡眠の質を悪くしてしまう代表的な例です。布団に入る時間を遅くするだけで睡眠の質が良くなり、睡眠薬が減らせたり止められたりすることもあります。


ところで、睡眠薬による治療を受けている方の中には、睡眠薬はいったん飲み始めたら止められないと考えている方が少なくありません。しかし、多くの場合、睡眠薬は止めらます。止めやすさは薬によって違いがあり、近年は、治療を始める段階から、減らすことや止めることを考えて薬が選ばれるようになっています。

 健康な生活のためには、良い眠りはとても大切です。当科では、良い眠りが取り戻せるよう、睡眠衛生と薬物治療を組み合わせた取り組みを行っています。


執筆者

心療科 部長  石原 武士
専門医・指導医 日本精神神経学会指導医・専門医/日本認知症学会評議員/日本認知症学会指導医・専門医/日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学指導医・専門医/日本医師会認定産業医/精神保健指定医/精神保健判定医/厚生労働省認知症サポート医/医学博士/日本老年精神医学会指導医・専門医/日本精神科診断学会評議員
専門領域・得意分野 うつ病/パニック障害/適応障害/認知症を始めとする高齢者の精神障害/地域精神医療

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