天疱瘡・水疱性類天疱瘡を治しましょう

更新日:2016/11/09

天疱瘡・水疱性類天疱瘡を治しましょう


天疱瘡は全身の皮膚や口腔内にびらんや水疱ができる疾患
です。

尋常性天疱瘡と落葉状天疱瘡があり、口腔内の難治性びらんで発症することが
多いですが、皮膚に水疱ができる人もいらっしゃいます。
細胞間接着分子(デスモグレイン)に対する自己抗体によって生じる疾患です。
水疱性類天疱瘡は、激しいかゆみを伴う紅斑と水疱が皮膚にできます。
診断は、血液検査と皮膚生検で行います。


 治療は、ステロイドを内服が基本ですが、重症の場合や薬が効きにくい場合には免疫抑制剤の併用、
さらに重症の場合には二重膜ろ過血漿交換療法や大量γグロブリン療法、ステロイドパルス療法などの
治療を併用します。重症の患者のうち7割が1年以内に軽快されますが、ステロイド剤による治療が
数年にわたる場合が多いです。
 ステロイド内服治療による副作用に気をつけることが重要です。発症頻度の高い副作用である高血圧、
耐糖能異常、骨粗鬆症に加え、ステロイド性白内障、日和見感染(敗血症、呼吸器感染症、膿瘍など)
にも注意します。



 当院では、天疱瘡を含む自己免疫性水疱症を専門的に診断治療しています。
早期発見が大切なので、治りにくい口内炎、皮膚に水疱ができたときには早めに受診をお勧めします。
また、治療方法や副作用に関する御相談、特定疾患の申請に関する御相談も受けています。

執筆者

皮膚科 部長  青山 裕美
専門医・指導医 日本皮膚科学会皮膚科専門医
専門領域・得意分野 自己免疫性水疱症/薬剤アレルギー/乾癬/脱毛症/白斑

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