腎結石または尿管結石と診断された方へ

腎結石または尿管結石と診断された方へ

腎結石や尿管結石は、男性で7人に1人、女性で15人に1人が一生に一度は経験する一般的な病気です。
最近では、肥満や糖尿病、高血圧との関連が示されており、メタボリック症候群の一部ととらえられています。
ただし、結石があるからといって、必ずしも治療が必要なわけではありません。まずは、治療が必要かどうかを見極め、更に大きさや部位などを考慮しながら方針を決めていきます。
 
1.必要な検査
検尿、超音波検査、腹部レントゲン、CT、採血(腎機能・カルシウム・リン・副甲状腺ホルモン・尿酸など)
 治療方針を決める際に必要な結石の位置、大きさ、個数、更にはCTからおおよその結石の硬さを予測することができます。また、結石ができる原因や腎機能障害の有無、尿路感染症の有無などを知ることができます。


2.早期に治療が必要な結石
 尿路結石で急いで治療が必要なのは、多くの場合尿管結石です。多くの腎結石は、急いで治療する必要はありません。また、尿管結石でも、通常は、大急ぎで治療する必要はありませんが、以下の場合は注意が必要です。
①尿の流れが妨げられ、腎臓の機能に影響が出ている場合
②感染症による発熱をきたしている場合
③両側の尿管結石
④腎臓が一つしかない場合
⑤痛みがひどい場合
⑥どんどん大きくなっている結石


3.治療法
経過観察以外の積極的な治療として、
①体の外から破砕する対外衝撃波結石破砕術
②尿道から内視鏡とレーザーで破砕する経尿道的腎尿管結石破砕術
③皮膚を経由して腎結石を破砕する経皮的腎結石破砕術があります。
治療法は、結石の位置、大きさ、個数、硬さ、入院が可能かどうかなどの社会的要因などで変わります。担当医と相談しながら決定します。
 
 結石の治療方法は、病状のみでなく、仕事などの社会的な要素も含めて決定されます。詳細は、担当医にご相談ください。
 

執筆者

泌尿器科 副部長  上原 慎也
専門医・指導医 日本泌尿器科学会専門医・指導医/泌尿器腹腔鏡技術認定制度認定医/日本内視鏡外科学会技術認定医/ロボット外科学会専門医(国内A級)/泌尿器ロボット支援手術プロクター認定制度認定医/日本がん治療認定医機構暫定教育医/日本がん治療認定医機構認定医/日本化学療法学会抗菌薬臨床試験認定医/ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター(ICD)
専門領域・得意分野 ロボット手術/尿路結石に対する内視鏡手術/腹腔鏡手術/尿路感染症

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