食物アレルギーについて

更新日:2017/03/03

食物アレルギーについて

近年こどもの食物アレルギーが増えています。
そのため、わが子の食物アレルギーを心配し、アレルギーのリスクの高い食材(卵やミルクなど)の摂取を控えるようにしているケースが増えています。

以前は、食物アレルギーのリスクの高い食材は、年齢が小さいうちはできるだけ食べさせないほうが、食物アレルギー発症のリスクを減らすと考えられていました。
しかし、最近の研究でそれは必ずしも正しくないことが判明し、
むしろリスクの高い食材であっても離乳食開始時期になったらできるだけ早めに食べさせた方が、食物アレルギーのリスクが減るという研究結果が多く報告されています。
※専門家と必ず事前に相談を行ってください


2017年わが国から報告された論文によると、卵アレルギーのリスクの高いアトピー性皮膚炎がある子を対象に、生後6か月から卵を与えたケースと与えなかったケースの1歳時における卵アレルギーの有病率を比較したところ、卵を与えたケースの有病率は8%に対して、与えなかったケースでは38%と明らかに高かったという結果が得られました。

食物アレルギーが心配だからリスクの高い食材は与えないようにするという親御さんの行動は、必ずしもわが子の食物アレルギー発症のリスクを減らさない可能性があります。
わが子の食物アレルギーが心配になったら、まず小児科医に相談しましょう。
 

執筆者

耳鼻咽喉科 レジデント  若林 時生
専門医・指導医 日本小児科学会小児科専門医
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