中央放射線部
放射線治療
目的
放射線治療は、病気の場所に適切な強さの放射線をあてる(照射する)ことで病気の根治・緩和および予防を目指す方法です。
患部を切除しない治療なので、治療中の痛みや身体への負担が少なく、放射線治療単独の場合、外来通院での治療も可能です。
方法
治療中は、平らなベッドに寝ていただきます。
治療部位によっては身体の動きを抑えるために、お面や腹巻きのような固定具を使用します。
毎回の治療では再現性を保つために身体の表面に直接しるし(マーキング)をつける場合もありますが、治療中に痛みを伴う手技はありません。
検査所要時間
治療は原則、月曜日~金曜日の毎日行います。
1日の治療は入室から退室まで約15分程度ですが、特殊な治療法では30分から1時間程度の場合もあります。治療期間は通常、2週間~1ヶ月半程度かかります。治療期間の長さと病気の程度は関係ありません。
詳しくは放射線治療担当医にご相談ください。
検査前後の注意事項
担当医の指示が特に無ければ普段と同じ生活をしていただいて構いません。
入浴も差し支えありませんが、身体のしるし(マーキング)を消さないように気をつけてください。
治療期間中は、十分な休息と睡眠をとって消化の良いバランスのとれた食生活を心がけてください。
リニアック装置