中央放射線部
単純X線検査
目的
- 1. 骨:骨折(頭部、頚部、四肢)、関節(肩、肘、手、膝、足など)、脊椎の診断
- 2. 胸部:呼吸器疾患(肺炎、肺癌、肺結核、胸水、気胸など)、循環器疾患(心疾患、循環器動態の把握)、大血管(大動脈瘤)の診断。
- 3. 腹部:消化器(腸閉塞)、結石(胆石、腎結石、尿管結石など)、腹水の診断
方法
目的とする部位に正面からエックス線を照射して撮影します。
また必要に応じて側面や斜めから撮影することがあります。
呼吸による動きのある部位では息を止め撮影することもあります。
検査所要時間
数分程度です。
検査前後の注意事項
- ・ネックレス・イヤリング・ピアスなどのアクセサリー類、シャツのボタン・カイロなどは検査の目的となる場所に重なる等して診断の妨げになり、誤った診断を招く原因となります。
該当品は原則としてはずして頂きます。
- ・また検査衣に着替えていただくこともあります。
骨密度検査
目的
骨を構成しているカルシウムなどの量(骨量)を測定し、骨の強度を調べる検査です。
方法
DEXA法(Dual-energy X-ray Absorptiometry)
2種類のエネルギーのX線を測定部位に照射することにより骨成分を他の組織と区別して測定する方法です。
- 1.骨密度装置のベッドに寝ていただき検査を開始します。
- 2.検査中は機械が動きます。体は動かさないようお願い致します。
特に息止め等も必要ないので、リラックスして検査を受けていただけます。
検査所要時間
腰椎 5分、大腿骨頚部 5分
合計10分程度です。
検査前後の注意事項
- ・計測に影響を及ぼす場合がある為、検査前に検査着に着替えていただくことがあります。
- ・計測に影響を与えるものは、ブラジャー、ボタン、湿布、カイロ、エレキバン等が挙げられます。
- ・腰椎や股関節(大腿骨頚部)に人工骨頭などの体内金属がある場合には、測定部位を変更したり計測が行えないことがありますので事前にお知らせください。