研修指導責任者 | 青山裕美 教授 | 日本皮膚科学会専門医 |
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牧野英一 講師 | 日本皮膚科学会皮膚科専門医 日本皮膚科学会皮膚悪性腫瘍指導専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本アレルギー学会専門医 |
皮膚科(皮膚科学)は皮膚・粘膜に関するすべての疾患を担当し、小児から高齢者まで年齢問わず診察します。内科的・外科的治療から特殊治療までカバーしており、診療範囲は非常に広いのが当科の特徴です。皮膚病理も病理部と連携しながら自科内で診断しています。症例は豊富でcommon diseaseから特殊な疾患までバランスよく研修を行うことができます。当施設は皮膚科専門医研修施設に認定されており、将来皮膚科専門医の取得も可能です。
1.研修目標
皮膚科学は年齢や部位を問わず皮膚やその付属器を場とするあらゆる病変を診断・検査・治療する医学です。皮膚科診療技術を習得し、診断治療困難例の病態解析までできる質の高い皮膚科専門医となることを目標とします。皮膚科専門医のゴール「職場環境の中で役割を持ち患者さんから頼りにされる」皮膚科専門医すなわち指導者となるためには、専門医資格の取得にとどまらず、卒後10年間を1クールの育成期間と考えて下さい。
2.後期研修取得後に得られる資格
皮膚科専門医
3.専門医取得にいたる研修概要
初期臨床研修後、川崎医科大学の皮膚科専門医育成プログラムに参加します。日本皮膚科学会に入会し皮膚科専門医育成プログラムに沿って研修を進め、毎年規定された研修目標の達成度を指導医から評価を受けフィードバックをされながら研修内容の質と量を確認し研修を進めます。専門医資格取得に要する研修年数は5年間です。主研修施設(川崎医科大学附属病院)と研修施設(川崎医科大学附属川崎病院)が連携して皮膚科専門医研修プログラムを準備しています。研修期間中、主研修施設(当プログラムでは川崎医科大学附属病院)で1年間研修することが義務づけられています。残り4年間の研修は川崎医科大学附属川崎病院で行ないます。
4.後期研修後の進路
専門医資格の取得後は、サブスペシャリティ技術をさらに磨くため関連病院や国内留学での修練、大学院コースでは学位を取得します。希望により、後期研修期間中から取得したいサブスペシャリティを考慮した技術研修と臨床研究を並行して開始することもできます。
後期研修後の具体的な勤務形態は、川崎医科大学附属川崎病院や川崎医科大学附属病院の皮膚科スタッフ、関連病院での勤務、留学、開業などが考えられます。
5.初期研修でローテートが望ましい診療科目
皮膚疾患は様々な診療領域と関連を持つので、内科、外科、小児科、整形外科、様々な科を幅広く研修することが望ましいです。
6.評価支援制度
日本皮膚科学会の皮膚科専門医研修プログラムに沿って、必要な症例を経験できるようにします(容易です)。 担当教員が、半年に1回、さらに希望時にキャリア支援・人事面談を行い、進路や研修内容について考慮します。 研修期間中、出産育児、病気、転勤等、やむを得ない状況にも柔軟に対応し、できるだけ研修を継続するように支援します。育児中の医師でも研修できるように、回診、クリニカルカンファレンス、病理カンファレンスは日勤帯に行っています。