整形外科では、骨・軟骨・筋・靭帯・神経などから構成される運動器官の疾患・外傷を対象とし、その病態解明と治療を行います。社会の高齢化、健康志向により骨・関節・脊椎における変性疾患やスポーツ疾患が増加していますので、診察対象患者が多くなってきているのが現状です。 市中心にある大学附属病院としての役割を担う当院では、一般整形外科疾患から、救急外傷、脊椎、関節などの高度変性疾患まで、多くの病態が治療対象となっています。後期臨床研修プログラムでは、基本的な知識習得から始まり、段階的に積極的な手術手技ハンズオンを行い、早期での臨床力を取得することを目的としています。 また、細分化されてきている整形外科領域において、1)中四国トップクラスの症例数のスポーツ外傷の治療、2)世界基準の人工関節の開発とその臨床、3)骨折治療における基礎から応用(インプラントデザイン)、4)低侵襲脊椎手術、などでアカデミックな臨床および研究をおこなっており、これらの専門分野でスペシャリストとなるように、深く研修することが可能です。