パートナーシップ・ナーシング・システム
いま注目されている
“二人三脚”の看護体制を導入しています。
パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)とは
2人の看護師で複数の患者さんを受け持つ。これは2009年に福井大学医学部付属病院が開発した看護方式で、パートナーシップ・ナーシング・システム(Partnership Nursing System)と呼ばれます。
当院では、看護師が安全で質の高い看護を提供することを目的に、2015年に看護方式をPNSに変更しました。
看護職員の構成は看護主任を核(コア)としたグループの中で、互いによきパートナーとして対等な立場で互いの特性を活かし、相互に補完し合ってその責任と成果を共有します。
PNSのメリット
責任と成果を共有していくためには、パートナーシップを構成する全ての看護職員が他者に依存するのではなくプロフェッショナルとして「協調・協働」していくことを理解し、PNSマインドを持つことが大切です。 目的に沿って適切な看護が提供できるよう、毎年1回全部署の実施状況の監査・評価を行い、PNSのメリット・デメリットを踏まえて進めていきます。
知識だけでは良い看護を提供することはできません。応用力やとっさの判断など、経験から生まれるものが多々あります。たとえ1年目の経験の浅い看護師であっても、5年、10年、20年と経験のあるパートナー看護師とともに看護実践をすることで、その経験知を1年の間に受け継ぐことが出来ます。また、経験のある看護師は、経験の浅い看護師へ指導することが幅広くあり、指導をすることで自らも基礎から知識を学び直す経験を重ねていきます。このようにしてともに学び、成長することが最大のメリットです。