内視鏡下鼻・副鼻腔手術

更新日:2016/11/14

内視鏡下鼻・副鼻腔手術

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻声、後鼻漏(鼻水がのどに降りる。)嗅いがないなどの症状を来たす鼻・副鼻腔疾患でお困りの方には、まず鼻鏡や電子スコープで鼻内を良く診させていただきます。次に鼻・副鼻腔単純X線撮影やCT撮影(MRI撮影)を行います。特に鼻づまりでお困りの方は鼻腔通気度検査(鼻の通り具合を調べる検査)を施行します。また嗅覚障害の方には嗅覚検査を行います。


治療はまず内服薬・点鼻薬の処方をします。保存的治療で改善しない方や、重症のアレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、鼻中隔彎曲症、中等症以上の副鼻腔炎、大きな鼻茸、好酸球性副鼻腔炎、副鼻腔真菌症など手術が必要な方は
『内視鏡下鼻・副鼻腔手術(ESS)』をお勧めします。
当科では以前から全身麻酔下に『内視鏡下鼻・副鼻腔手術(ESS)』を積極的に行っております。
左手に内視鏡を持ち、右手で各種器具を使用し操作をします。(上写真)



年間50例の手術を行い、過去6年間で300例以上の方に同手術を行っています。
内視鏡下鼻・副鼻腔手術の利点は、
①出血が少ない
②手術中・後の疼痛が少ない
③歯肉切開をしないので術後頬部知覚麻痺(しびれ)がない
④副損傷の確認が容易である。⑤手術後、術後性上顎嚢胞の発生がない

出血や、部位により術野の明視下での十分な確認が困難な場合がありますが適確な対応が可能です。またマイクロデブリッター(ドリルシステム)、ナビゲーションシステムにより安全で安心な手術を施行しております。

副鼻腔炎などの上述疾患以外では、副鼻腔嚢胞、眼窩吹き抜け骨折、鼻涙管狭窄(閉鎖)症、嗅覚障害にも対応可能です。
前日入院で1時間半から2時間班の手術を施行し、手術2日後にガーゼを抜去します。入院期間は約1週間です。
鼻の症状でお困りの方はぜひご相談ください。

  





 

執筆者

耳鼻咽喉科 部長  秋定 健
専門医・指導医 日本耳鼻咽喉科学会専門医/日本気管食道科学会専門医/日本がん治療認定医機構暫定教育医/日本臨床腫瘍学会暫定指導医/日本アレルギー学会専門医 /日本東洋医学会漢方専門医/日本がん治療認定医機構 がん治療認定医/頭頸部がん専門医/日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医/日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
専門領域・得意分野 めまい・難聴・耳鳴/アレルギー性鼻炎(花粉症)/慢性中耳炎/慢性副鼻腔炎に対する手術/頭頸部腫瘍/音声障害/嚥下障害の治療

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