病院指標

平成28年度 病院指標

平成29年9月27日

公表項目

【集計条件】
  • ○集計対象
    ・平成28年4月1日から平成29年3月31日までの退院患者であり、一般病棟に1回以上入院した患者
    ・医科レセプトのみもしくは歯科レセプトありの患者
  • ○集計対象外
    ・入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外
    ・臓器移植は集計対象外
  • ○患者数が10人未満の場合は、-(ハイフン)で表示

1. 年齢階級別退院患者数

ダウンロード

  • 一般病棟の年齢階級別(10歳刻み)患者数
  • 入院した時点の年齢で集計
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 240 293 262 254 500 657 1,179 1,736 1,329 242
厚労省の調査によれば、日本では入院患者の70%が65歳以上です。また、年齢が上がるにつれ、入院期間が延びる傾向にあることもわかっています。当院では、入院患者の60.1%が65歳以上です。この年齢層に多い疾患は、肺炎、肺の悪性腫瘍、脳梗塞、肝管結石・胆管炎、結腸の悪性新生物です。一方、20歳以下の年齢層では斜視が29.8%、肘・膝の外傷が16.6%を占めています。当院の得意分野を反映し年齢層により疾患構成に特徴が見られます。これからも、当院は地域の中核病院として、幅広い年齢層の患者さんに質の高い医療を提供していきます。


2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ダウンロード

  • 診断群分類別患者数等の集計においては、短期滞在手術等基本料3に該当する場合は集計対象外となります。

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 135 6.16 11.06 5.93 74.53
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 59 2.98 3.68 1.69 71.44
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1、2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 55 4.60 4.71 1.82 73.42
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア1 54 12.46 13.60 5.56 84.19
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 52 18.19 21.25 17.31 79.85
上位五位までの疾患は消化器、呼吸器、循環器疾患であった。患者数で最も多い胆道系疾患は胆管炎を主体とした疾患です。この中には救急疾患が多い結石症だけではなく膵胆道癌や他の癌種による胆道合併症で入院した患者も多く含まれています。消化器疾患が内科内で最も多くなる施設は多いと思われますが、消化管や肝疾患ではなく胆膵系の疾患が多いことが当院の特徴です。また、これらの入院患者の平均在院日数が短く、術後短期間で退院できていることもわかります。呼吸器疾患は悪性腫瘍だけではなく、高齢者の肺炎も積極的に受け入れていることが数字で見て取れます。地域の様々な施設から肺炎患者を積極的に受け入れて貢献していることがわかります。循環器は虚血性心疾患を診療できる専門医が積極的にカテーテル検査治療を行える体制になってきたので、今後は増えていく領域です。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 13 4.15 6.02 0.00 3.92
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし - - 5.50 - -
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 5.79 - -
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 7.12 - -
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2 なし - - 3.95 - -
小児科は、小児の一般診療を広く行っており、子どもたちが一番かかりやすい感染症の入院患者が多いです。最も多いのは気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症で、次いで腸炎などの消化器感染症です。上位5疾患以外では、川崎病、気管支喘息、尿路感染症、食物アレルギーの経口負荷試験などがあります。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 58 8.19 7.61 1.72 63.47
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 定義副傷病 なし 43 4.72 4.48 0.00 68.40
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2 なし 31 5.71 6.59 3.23 60.52
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 27 19.63 12.73 3.70 70.52
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 12.22 5.85 18.52 75.59

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 186 10.66 11.91 2.15 27.31
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 67 44.87 27.63 55.22 81.42
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 35 33.11 26.26 14.29 72.03
160720xx01xx0x 肩関節周辺の骨折脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病 なし 29 19.76 14.19 27.59 66.24
160700xx97xx0x 鎖骨骨折、肩甲骨骨折 手術あり 定義副傷病 なし 21 5.10 5.86 0.00 50.81
整形外科は、スポーツ傷害、骨折、関節障害の治療を得意としています。特に関節鏡手術である靱帯再建、半月縫合、軟骨移植手術を伴う「肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等」の症例は群を抜いて多くなっています。また、高齢者の外傷・骨折の頻度も高く、特に大腿骨頸部・転子部骨折に対する人工骨頭置換術や骨接合術を多く施行しております。また、同じく上腕骨骨折や鎖骨骨折なども含め、受傷後直ちに入院手術を行い、手術後早期からは退院、自立支援のリハビリテーションを受けることができます。また、変形性膝関節症に対しては、人工関節の開発に携わっていることから、積極的に手術支援コンピューターナビゲーションを用いて、患者さん個人に合わせたオーダーメイド医療を提供しております。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 15 7.40 5.80 0.00 46.80
160200xx0100xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 下顎骨折観血的手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 14.27 - -
070071xx97xxxx 骨髄炎(上肢以外) 手術あり - - 37.14 - -
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし - - 4.28 - -
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり - - 3.46 - -

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 50 9.98 7.52 10.00 51.10
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 35 9.03 9.87 11.43 74.26
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 24 3.50 3.20 0.00 57.54
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 22 38.32 19.35 50.00 65.00
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし 17 23.12 22.55 5.88 73.24
1. 頭部外傷について:
当院では24時間365日救急医療を実践しております。その結果、当科の特徴として、軽微な頭部打撲から、重症の急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、脳挫傷、頭蓋骨骨折など、頭部の外傷が多くの患者さんの割合を占めており、迅速かつ、高度な医療体制で良好な結果が得られています。

2. 脳動脈瘤の治療について:
脳動脈瘤は、破裂してくも膜下出血で見つかる場合と何かの理由で偶然動脈瘤が見つかる場合があります。治療は、開頭クリッピング術とカテーテルによる血管内治療(コイル塞栓術など)が挙げられますが、当院では、この両方の治療をいつでも行える体制をとっており、現在、この疾患の患者数が急増しています。また、この病気を支える脳神経外科医師の中で、25年以上の経験医師は3名、脳卒中専門医は2名、脳血管内治療指導医は1名の体制であり、県内有数の治療体制を自負しています。

3. 脊椎・脊髄の治療について:
脳神経外科は、脳以外の神経外科を担当する科でもあります。当院では、現在患者数が急増している首、肩、腰のしびれ、痛みを専門とする脳神経外科、脊椎・脊髄指導医を有し、中四国地方でも有数の症例数を誇っています。腰部脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、頸椎損傷、その他多くの首、肩、腰の痛みやしびれの治療に力を注いでいます。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 7あり 定義副傷病 なし 13 9.31 4.73 0.00 61.69
120010xx99x6xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり - - 5.47 - -
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし - - 4.92 - -
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし - - 13.29 - -
120100xx01xx0x 子宮内膜症 子宮全摘術等 定義副傷病 なし - - 7.92 - -
当院産婦人科では卵巣がんや子宮がんなどの婦人科悪性疾患に対して、最新のエビデンスに基づいた手術、抗がん剤などの標準治療を幅広く行っています。初回治療のみならず、再発治療、緩和治療、セカンドオピニオンもお受けしています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり 204 2.92 3.36 0.00 16.07
140100xxxxxxxx 眼の先天異常 - - 4.66 - -
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり - - 3.46 - -
020370xx97xxxx 視神経の疾患 手術あり - - 14.68 - -
020250xx97xxxx 結膜の障害 手術あり - - 3.40 - -

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 83 5.58 5.50 1.20 38.49
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 72 6.33 5.24 0.00 65.96
030425xx99xxxx 聴覚の障害(その他) 手術なし 35 9.91 8.44 0.00 55.29
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 33 8.33 7.47 0.00 51.76
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 26 8.54 8.12 0.00 28.04
耳鼻咽喉科は、扁桃周囲膿瘍・急性扁桃炎・急性咽頭喉頭炎などの急性炎症疾患が最も多く、次いでめまい・前庭機能障害疾患です。さらに突発性難聴を代表とする聴覚の障害、慢性副鼻腔炎手術、扁桃・アデノイド手術が続きます。また、頭頸部悪性腫瘍の手術・放射線治療・化学療法も行っています。

放射線科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
140620xx99xxxx その他の先天異常 手術なし 11 2.55 8.28 0.00 28.45
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし - - 3.68 - -
110050xx99x00x 後腹膜疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 13.44 - -
060040xx97100x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 13.57 - -
170040xxxxxxxx 気分[感情]障害 - - 20.63 - -
画像診断ではあらゆる診療科からCT、MRIなどの画像診断を依頼され、画像の質や放射線被曝を管理し、病気を診断する読影レポートを作成しています。全身の病気を診療し、対象とする疾患は多岐にわたっています。血管造影やCTなどの画像を用いたIVR(interventional radiology:インターベンショナル・ラジオロジー)では肝がんの抗がん剤の動脈内注入・塞栓術、外傷や消化管出血の動脈塞栓術、胃食道静脈瘤の塞栓術、生検と呼ばれる病理組織の採取、肝がんのラジオ波凝固療法、血管奇形の硬化療法などを担当し、消化器内科等関連科と協力して治療を行っています。また、当院の放射線治療システムは、現代のがん治療のさまざま要望に応えることのできる最新の治療装置、「TrueBeam(米国 バリアン メディカルシステムズ社製)」を導入しています。TrueBeamは、強度変調放射線治療(IMRT)や定位放射線治療といった高精度の放射線治療を従来と比較して、より短時間で行うことができます。機器だけではなく、それを使用する経験ある専門のスタッフが治療の質はもちろん安全面でも細心の注意を払い、適切で丁寧な放射線治療を提供できるような体制を整えております。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 21 8.52 8.96 0.00 71.76
080190xxxxxxxx 脱毛症 21 3.33 3.72 0.00 36.33
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 19 8.84 11.97 0.00 67.37
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 16 6.06 8.78 0.00 79.36
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2 なし 14 19.64 30.11 14.29 75.36
皮膚科は感染症である帯状疱疹や急性膿皮症(蜂窩織炎、丹毒など)の入院治療が多くなっています。また、円形脱毛症に対するステロイドパルス治療や、自己免疫性水疱症に対するステロイド投与や血漿交換、免疫グロブリン投与の入院加療にも力を入れています。皮膚腫瘍については、皮膚悪性腫瘍の専門医が各部位の皮膚腫瘍の治療を専門的に行っています。H29年度からは皮膚腫瘍治療センターを開設しました。各科各部門と連携しながら患者さんにとってより良い医療を提供していきます。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 62 6.44 7.44 3.20 74.45
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 27 11.04 13.39 0.00 69.93
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 18 8.78 12.43 0.00 68.50
110420xx97xx0x 水腎症(その他) その他の手術あり 定義副傷病 なし 18 2.83 5.33 0.00 64.83
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 13 4.85 5.83 0.00 68.85

脳卒中科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 40 24.08 16.54 25.00 72.98
010060x2990501 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 19.62 19.67 23.10 72.15
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 28.23 19.35 46.20 61.23
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 12 38.17 18.76 16.70 75.92
010060x2990421 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 2あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 32.67 - -
脳卒中科では、急性期の脳卒中(脳梗塞、脳出血、一過性脳虚血発作等)の症例が多く、全体の約94%を占めています。特にt-PA静注療法や脳血管内治療を中心とする超急性期治療を積極的に実施しており、2016年の当科全入院患者のうち約2割にあたる45例にt-PA静注療法を施行しています。また、頭部MRI/CTに加え、各種検査(脳血管造影、全身の造影CT、頸部血管エコー、経頭蓋ドップラー(TCD)、経食道心エコー、下肢静脈エコーなど)を駆使して、緻密な脳卒中の診断と専門的治療を行います。さらに、リハビリテーション科との連携のもと入院当日または翌日からの超早期リハビリテーションを実施しています。
2016年6月1日付でSCU(Stroke Care Unit)を開設し、現在9床で運用しています。脳卒中科・脳神経外科・リハビリテーション科の医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士で構成された脳卒中チームで治療に取り組んでいます。毎朝カンファレンスを行い、入院患者さんひとりひとりについて、治療方針の検証、確認と修正をしています。チーム一丸となって、各職種が全力を尽くし、患者さんにベストな医療を提供しています。
なお当院は回復期リハビリテーション病棟を有しており、当科での急性期治療後にリハビリテーション科に転科転棟し、訓練を継続することも可能です。当科に入院中からリハビリテーション科と情報共有ができているため、スムーズに移行することが可能です。

3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数

ダウンロード

    〇病期(Stage)分類とは
    病期(Stage)とは、がんの進行の程度を測る基準です。がんの治療法は、病期(Stage)によって異なります。また、病期(Stage)を決める要素はがんの種類によって異なります。病期(Stage)を知ることで、これからの治療の目安について大まかに予測することができるのです。
    病期(Stage)分類の方法は複数あります。この報告では胃癌、乳癌、肺癌は「UICC(国際対がん連合)病期分類」を、大腸癌、肝癌は「癌取り扱い規約」に基づくがんの病期分類を使っています。
    「UICC(国際対がん連合)病期分類(TNM分類)」の場合は、以下の3つの要素を組み合わせて決められます。
       T因子:がんがどのくらいの大きさになっているか
       N因子:周辺のリンパ節に転移しているか
       M因子:別の臓器への転移はあるか
    これによって病期(Stage)を大きく0〜Ⅳ期の5つに分類します。0期が最も広がりが小さく、Ⅳ期に近いほどがんが広がっている「進行がん」です。

  • 患者数は延べ患者数です。(1人の患者さんが一連の治療期間に入退院を繰り返した場合は、それぞれの入院をカウントします。)
  • 病期(Stage)が0期のものは集計対象外としています。
  • 「版数」は、病期(Stage)分類に使用した「UICC(国際対がん連合)病期分類」及び、各がんの「癌取り扱い規約」の版数を示します。

がんの
部位
初発 再発 病期
分類
基準
(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 33 13 - - - 31 1 7
大腸癌 15 11 21 120 - 59 2 8
乳癌 47 41 - - - 14 1 7
肺癌 55 34 38 69 20 50 1 7
肝癌 - - - - - 63 2 6

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約



2012年の全国集計のがん罹患数(男女計)では、5大がんすなわち胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんはそれぞれ132159人、134575人、73997人、113047人、43677人であり(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html)、多い順に大腸がん、胃がん、肺がん、乳がん、そして肝がんでした。当院の入院患者は、図に示しますように、肺がん、大腸がん、乳がん、胃がん、肝がんの順となっており、肺がんの入院患者が比較的多くなっています。肺がんと大腸がんではIV期の進行がんが多く、そのため入院回数が多くなっている可能性もあります。そのような進行がんの場合も、新規抗がん薬、分子標的薬、および免疫チエックポイント阻害薬、そして支持療法(吐き気止め、鎮痛剤など)により、薬物療法を受けながらでもより良い生活を長く続けられるように、外来化学療法を行っています。
肺がんを中心とする腫瘍疾患に対しては、日本臨床腫瘍学会認定のがん薬物療法専門医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医、日本血液学会専門医、がん治療認定医などの資格をもった専門性の高い医師が、協調性をもってチーム医療を推進しています。また、早期の胃がん、食道がんおよび大腸がんの内視鏡治療、肝臓がんに対するラジオ波焼灼療法を得意としています。乳がんは、乳腺専門医、超音波専門医が、診断~手術~薬物療法までを一貫して行うことにより、早期発見、早期治療、個別化診療をすすめております。 早期発見例では高い術後整容性が確保され、患者さんの心的負担、医療費の軽減が可能です。

4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等

ダウンロード

    〇日本における肺炎の重要性
    H27年度の日本の死因の第3位は肺炎です。肺炎は死亡率、発症率ともに高い重要な疾患なのです。

    〇肺炎の分類
    肺炎は発症した時点のその人の生活状況により以下に分類されます。
    ・市中肺炎
    ・医療・介護関連肺炎
    ・院内肺炎
    市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた健常者か、軽度の基礎疾患をもつ患者に発症する肺胞の急性炎症です。他の肺炎と異なり、若者から高齢者まで幅広い年代でみられ、原因微生物も細菌・非定型病原体・ウイルスなど多彩です。
    市中肺炎では、治療方針決定のために5項目からなる重症度分類(A-DROPスコア)を用いて重症度を分類します。

    〇重症度分類(A-DROPスコア)
    Age(年齢)          男性70歳以上、女性75歳以上
    Dehydration(脱水)      BUN 21mg/dL以上または脱水あり
    Respiration           SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
    Orientation(意識障害)     意識障害あり
    Pressure(収縮期血圧)    収縮期血圧90 mmHg以下
     ※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。

    軽症:0点の場合。
    中等症:1~2点の場合。
    重症:3点の場合。
    超重症:4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。
    不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。


  • 成人(20歳以上)の市中肺炎について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しました。
  • 入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名に対する ICD10 コードが J13 ~J18$ で始まるものに限定します。
  • 重症度分類は、A-DROP スコアを用います。重症度分類の各因子が一つでも不明な場 合は「不明」と分類します。重症度の計算には年齢・性別因子を考慮しています。
重症度 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 31 9.74 50.19
中等症 123 16.23 80.07
重症 49 11.29 59.16
超重症 50 17.82 80.88
不明
当院では、重症度が「中等度」の症例が最も多くなっています。これは、男性70歳以上・女性75歳以上の場合に1点獲得するため、高齢の症例が増えるにつれ中等度の症例が増えやすくなっていることが考えられます。中等度123人のうち69人(56.1%)は年齢だけが条件に該当し中等度となっています。また、高齢者は基礎疾患、合併症を持っていることが多いため、高齢者の割合が高い場合は平均在院日数が長くなる傾向にあります。


5. 脳梗塞のICD10別患者数等

ダウンロード

  • 脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示します。
ICD10 傷病名 発症日
から
患者数 平均在院
日数
平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 13 5.5 69.8 0.00
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 167 37.2 74.9 0.00
その他 14 42.7 73.4 0.00
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 12 8.25 73.7 0.00
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
当院のI63$ 脳梗塞患者の92.3%が、発症後3日以内に入院し治療が開始されています。当院は回復期リハビリテーション病棟を有しており、脳梗塞治療後、早期からリハビリテーションを受けることができます。脳梗塞患者181人のうち25人(13.8%)が、回復期リハビリテーション病棟で訓練を受けたのち退院している結果、平均在院日数が少し長くなっています。また、他院へ転院した割合は32.90%です。これからも、地域の医療機関との連携をより進めていきたいと思います。


6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ダウンロード

  • 集計対象: 主たる手術、または点数の高い手術(連番1の手術)
  • 対象外: 輸血関連、軽微な手術(創傷処理、皮膚切開、非観血的整復術、徒手整復術等)
  • 転院率の計算式: 転院患者数÷全退院患者数×100

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 149 0.09 1.12 0.00 65.72 下部内視鏡的
粘膜切除術
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 120 1.73 7.85 10.83 73.57
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 52 1.04 5.04 5.77 79.88
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 51 0.90 7.00 0.00 68.63
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 51 4.75 3.51 7.84 74.20
内科の手術で最も多かったものは内視鏡的大腸ポリープ切除術で、疾患の頻度を考えれば妥当な結果です。2位から4位は膵胆道系内視鏡手術で、3つを合計すれば223例となり大腸ポリープ切除術よりはるかに多くなっています。これは当院において膵胆道系の患者数が多いことと相関しています。また、昨年度の経皮的冠動脈ステント留置術の件数は51例あり精力的に取り組んでいます。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 68 1.71 6.35 5.88 64.49 腹腔鏡下胆のう
摘出術
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 36 2.25 18.25 13.89 75.94 四肢の血管拡張術
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 33 1.45 3.45 3.03 61.12
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 32 1.19 2.38 0.00 64.00 腹腔鏡下鼠径
ヘルニア手術
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 22 3.91 24.23 9.09 72.82

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯) 90 1.03 11.62 2.22 24.83 前十字靭帯再建手術
K069-3 関節鏡下半月板縫合術 52 1.02 8.52 3.85 29.27 半月板損傷手術
K0811 人工骨頭挿入術(股) 41 3.71 42.59 56.10 81.32
K0821 人工関節置換術(膝) 37 1.00 30.97 13.51 71.89 人工膝関節全置換術
k066-21 関節鏡下関節滑膜切除術(膝) 29 0.93 1.59 0.00 32.38
整形外科は、スポーツ傷害、骨折、関節障害の治療を得意としています。特に関節鏡手術である靱帯再建、半月縫合、軟骨移植手術を伴う「肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等」の症例は群を抜いて多くなっています。また、高齢者の外傷・骨折の頻度も高く、特に大腿骨頸部・転子部骨折に対する人工骨頭置換術や骨接合術を多く施行しております。また、同じく上腕骨骨折や鎖骨骨折なども含め、受傷後直ちに入院手術を行い、手術後早期からは退院、自立支援のリハビリテーションを受けることができます。また、変形性膝関節症に対しては、人工関節の開発に携わっていることから、積極的に手術支援コンピューターナビゲーションを用いて、患者さん個人に合わせたオーダーメイド医療を提供しております。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 20 3.60 12.35 35.00 79.10
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 20 2.10 21.40 5.00 70.75
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 13 2.08 11.31 0.00 69.00
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 11 5.00 28.55 9.09 67.36
K1421 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(前方椎体固定)

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2423 斜視手術(前転法と後転法) 141 0.91 1.03 0.00 13.97 成人斜視手術
小児斜視手術
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 120 0.00 1.47 0.83 74.58 白内障手術
K2422 斜視手術(後転法) 29 0.79 1.00 0.00 20.38 成人斜視手術
小児斜視手術
K2421 斜視手術(前転法) 11 0.64 1.00 0.00 24.91
K2425 斜視手術(直筋の前後転法と斜筋手術) 10 1.00 1.00 0.00 12.70

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 27 0.93 6.81 0.00 27.89 両口蓋扁桃
摘出術
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 23 1.00 6.04 0.00 50.91
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 17 1.88 6.00 0.00 50.35 鼻・副鼻腔
内視鏡的手術
K319 鼓室形成手術
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡)
慢性扁桃炎は、年に何度も咽頭痛と発熱を繰り返します。年に4回以上症状が出て生活に支障がある場合は口蓋扁桃摘出術を行います。 慢性副鼻腔炎は、膿性鼻汁、鼻閉、後鼻漏、嗅覚障害、頭痛などの症状が出現します。少量のマクロライド系抗菌薬などの保存的治療でかなり軽快しますが、鼻茸が充満していたり高度な病変の場合は、内視鏡的鼻・副鼻腔手術を行います。全ての副鼻腔を開放する4型と選択的に複数の副鼻腔を開放する3型が多くなっています。その他に、鼓室形成術・鼓膜形成術、ビデオラリンゴスコープ下喉頭微細手術、上顎がん・口腔がん・咽頭がん・喉頭がん手術も行っています。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 15 0.53 4.47 0.00 79.27
K013-21 全層植皮術(25cm2未満)
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満)
K0131 分層植皮術(25cm2未満)
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹)
皮膚悪性腫瘍の専門医が手術を行っています。有棘細胞癌や基底細胞癌の手術が多く、悪性黒色腫や軟部肉腫の手術も行っています。悪性黒色腫ではセンチネルリンパ節生検も行っています。平成29年度から皮膚腫瘍治療センターを開設し、放射線科や外科系各科、腫瘍内科をはじめ、外来・病棟・手術室看護師、がん看護の専任看護師と連携し、より安全で満足度の高い治療を目指しています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 59 1.49 3.93 3.39 73.93
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 30 0.60 3.10 0.00 67.13
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 27 1.15 8.89 0.00 69.93
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 14 1.14 3.29 0.00 68.93
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術

7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

ダウンロード

  • この指標は、医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、播種性血管 内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症、手術・処置等の合併症について、医療資源を最も投入した傷病名と入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病) が同じかどうかを区別して対象患者数と発症率を示したものです。
  • 入院契機病名と「同一」「異なる」の意味するところ
    入院の契機となった病名と、最も治療を要した傷病名が「同一」か「異なる」かを表しています。
    傷病名(最も治療を要した病名)が敗血症を例に説明します。「同一」は、入院した時に敗血症と診断されている患者さんであり、「異なる」とは、入院 した時には別の病気で入院したが、その後に敗血症をおこし、元々の病気の治療よりも敗血症の治療に時間と医療費を要するような場合を表します。
  • 発生率=(各傷病名別症例数÷当院の全退院患者数) ×100
DPC
傷 病 名
入院契機
症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 18 0.27
異なる 18 0.27
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 73 1.09
異なる - -
◇敗血症
敗血症は、感染によって発症した全身性炎症反応症候群です。敗血症の原因は感染症です。感染症の原因として細菌、ウイルス、寄生虫、真菌などが挙げられます。敗血症を発症しやすいのは、糖尿病、悪性腫瘍、肝硬変、腎不全、ステロイドや免疫抑制剤内服等のある人、それに高齢者です。
敗血症の36症例のうち、18症例は入院前に敗血症を発症しその治療目的で入院し、18症例は別の疾患の治療目的で入院し、入院後に敗血症を発症しています。
当院では、敗血症の予防のため、医療スタッフの手洗いやマスクの着用等の感染対策に力を注いでいます。

◇手術・処置等の合併症
手術・処置の合併症は、手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられます。
入院契機病名と「同一」の発生率が高く見えますが、これは医療資源を最も投入した傷病名と入院契機病名が 同一である症例が多いということです。つまり、入院中に手術・処置の合併症が発生したのではなく、初めから手術・処置などの合併症の治療を目的として当院に入院され、 予定通り入院中にその治療を受けた患者さんがほとんどであるということです。
「手術・処置等の合併症」の約31.7%は、透析患者さんのシャントトラブル(透析を行うために必要なシャントが血栓などで閉塞し使用できなる)治療(経皮的シャ ント拡張術・血栓除去術等)を目的とした入院です。当院の血管治療分野は充実しており、多くの患者さんの治療を行っています。


更新履歴

2017/9/27    病院指標を公開いたしました

病院概要

倫理・方針

病院の特徴

統計・データ

施設紹介