病院指標

令和元年度 病院指標

令和2年10月1日

公表項目

【集計条件】
  • ○集計対象
    ・平成31年4月1日から令和2年3月31日までの退院患者であり、一般病棟に1回以上入院した患者
    ・医科レセプトのみもしくは歯科レセプトありの患者
  • ○集計対象外
    ・入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外
    ・臓器移植は集計対象外
  • ○患者数が10人未満の場合は、-(ハイフン)で表示

1. 年齢階級別退院患者数

ダウンロード

  • 一般病棟の年齢階級別(10歳刻み)患者数
  • 入院した時点の年齢で集計
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 220 300 292 335 560 898 1,408 2,423 1,652 414
厚生労働省の平成29年患者調査によれば、日本では入院患者の約73%が65歳以上です。また、年齢が上がるにつれ、入院期間が延びる傾向にあることもわかっています。当院では、入院患者の62.09%が65歳以上です。この年齢層に多い疾患は、肺の悪性腫瘍、結腸の悪性腫瘍、脳梗塞、白内障、胆管結石・胆管炎です。一方、20歳以下の年齢層では斜視が24.6%、膝の外傷が15.0%を占めています。当院の得意分野を反映し年齢層により疾患構成に特徴が見られます。これからも、当院は地域の中核病院として、幅広い年齢層の患者さんに質の高い医療を提供していきます。


2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ダウンロード

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 203 6.14 9.79 7.39 73.21
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 167 2.05 2.63 0.00 64.34
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍生検(気管支ファイバースコピー、経皮的生検、超音波気管支鏡下穿刺吸引生検等) 119 3.22 3.34 1.68 72.16
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 化学療法あり放射線療法なし 90 12.29 9.59 1.11 72.37
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィー 61 2.00 2.03 0.00 60.23
当院は内科としてひとつにまとめられているため専門的治療を行っていないように見えるかもしれませんが、各領域に分かれて専門医が高度な診療を行っています。昨年に続き最も多かったのは胆道結石症に対する入院で203例ありました。前年とほぼ同数ですがこの疾患の症例数は岡山市内でトップクラスであり、地域の信頼に大きく応えています。また、在院日数も全国平均と比較して圧倒的に短く、質の高い治療も提供できています。消化器疾患に次いで多いのは肺がん症例で検査入院が119例、化学療法入院が90例と昨年よりもさらに増加しています。睡眠時無呼吸症候群の検査入院は今年から集計対象になった疾患ですが、これに加えて肺炎患者も多く診療していて、良性悪性にかかわらず呼吸器疾患に強い内科と言えます。さらに、腫瘍内科医が積極的にがん薬物療法を行っており、血液腫瘍、消化器がん、骨軟部腫瘍など、肺がん以外の悪性腫瘍に対しても多くの治療をしています。なお循環器疾患は今回5位から外れていますが虚血性心疾患、不整脈に対してカテーテル治療を積極的に行っています。

小児科

           
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 13 3.31 5.39 7.69 3.69
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 - - 5.73 - -
080270xxxx0xxx 食物アレルギー - - 2.48 - -
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症等 - - 6.19 - -
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) - - 5.69 - -
小児科は、小児の一般疾患に対する診療を広く行っており、一番かかりやすい感染症の入院患者が多くなっています。本年度で最も多かったのは、腸炎などの消化器感染症でした。次いで、インフルエンザや肺炎、気管支炎が上位を占め、その他には食物アレルギー、川崎病、熱性けいれんなどがありました。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし、化学療法あり、ベバシズマブ 81 4.89 4.40 0.00 73.49
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 64 14.30 8.48 17.19 69.92
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 60 8.75 7.13 1.67 64.73
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術、乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 54 11.69 10.34 1.85 64.61
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 49 14.57 11.51 4.08 68.96
当院外科(川崎医科大学総合外科学)では、消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺甲状腺外科から救急外科まで、ほぼ全ての外科領域の診療をひとつの診療科として行っています。消化器外科分野では、消化器がんに対する鏡視下手術だけでなく、化学療法も積極的に行っています。急性胆嚢炎や急性虫垂炎、鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下手術も増加しています。乳がんに対する乳房温存手術や肺がんに対する胸腔鏡手術など専門性の高い手術も多く行っています。末梢動脈閉塞性疾患や慢性腎不全に対する血管外科手術も近年著明に増加しています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160620xx01xxxx 肘、膝外傷 腱縫合術等 151 14.00 14.10 2.65 28.26
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 96 27.54 25.94 68.75 81.76
160620xx02xxxx 肘、膝外傷 関節滑膜切除術等 63 4.11 7.12 0.00 28.68
070230xx01xxxx 膝関節症 人工関節再置換術等 47 25.89 23.56 31.91 75.26
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症 人工関節再置換術等 32 29.72 21.53 15.63 66.50
整形外科は、スポーツ傷害、骨折、関節障害の治療を得意としています。特に関節鏡手術である靱帯再建、半月縫合、軟骨移植手術を伴う「肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等」の症例は群を抜いて多くなっています。また、高齢者の外傷・骨折の頻度も高く、特に大腿骨頸部・転子部骨折に対する人工骨頭置換術や骨接合術を多く施行しております。また、同じく上腕骨骨折や鎖骨骨折なども含め、受傷後直ちに入院手術を行い、手術後早期からは退院、自立支援のリハビリテーションを受けることができます。また、変形性膝関節症に対しては、人工関節の開発に携わっていることから、積極的に手術支援コンピューターナビゲーションを用いて、患者さん個人に合わせたオーダーメイド医療を提供しております。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 14 6.50 5.26 0.00 42.64
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 13 2.77 3.10 0.00 67.15
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 - - 5.41 - -
070071xx97xx0x 骨髄炎(上肢以外)手術あり - - 31.40 - -
090010xx04xxxx 乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術(一連につき)、乳房(再建手術)の場合等 - - 8.03 - -

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 ドレナージ、血管塞栓術等あり 44 12.23 9.67 22.73 74.95
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 44 7.64 7.34 11.36 62.02
010230xx99x00x てんかん 手術なし 22 10.18 7.10 22.73 57.77
160100xx99x01x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし、肺炎等定期副傷病あり 19 21.47 21.73 36.84 74.53
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)、前方椎体固定等 15 21.53 20.93 6.67 68.93
1. 頭部外傷について:
当院では24時間365日救急医療を実践しております。その結果、当科の特徴として、軽微な頭部打撲から、重症の急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、脳挫傷、頭蓋骨骨折など、頭部の外傷が多くの患者さんの割合を占めており、迅速かつ、高度な医療体制で良好な結果が得られています。

2. 脳動脈瘤の治療について:
脳動脈瘤は、破裂してくも膜下出血で見つかる場合と何かの理由で偶然動脈瘤が見つかる場合があります。治療は、開頭クリッピング術とカテーテルによる血管内治療(コイル塞栓術など)が挙げられますが、当院では、この両方の治療をいつでも行える体制をとっており、現在、この疾患の患者数が急増しています。また、この病気を支える脳神経外科医師の中で、25年以上の経験医師は3名、脳卒中専門医は2名、脳血管内治療指導医は1名の体制であり、県内有数の治療体制を自負しています。

3. 脊椎・脊髄の治療について:
脳神経外科は、脳以外の神経外科を担当する科でもあります。当院では、現在患者数が急増している首、肩、腰のしびれ、痛みを専門とする脳神経外科、脊椎・脊髄指導医を有し、中四国地方でも有数の症例数を誇っています。腰部脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、頸椎損傷、その他多くの首、肩、腰の痛みやしびれの治療に力を注いでいます。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし、化学療法あり、カルボプラチン+ドセタキセル、カルボプラチン+パクリタキセル 16 9.00 4.39 0.00 58.19
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍、手術なし、化学療法あり、ベバシズマブ 12 7.92 4.27 0.00 58.67
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍、手術なし、化学療法あり放射線療法なし 12 7.58 4.58 0.00 64.42
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 12 13.5 12.29 0.00 58.42
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 10 13.1 12.83 0.00 65.7
当院産婦人科では卵巣がんや子宮がんなどの婦人科悪性疾患に対して、最新のエビデンスに基づいた手術、抗がん剤などの標準治療を幅広く行っています。初回治療のみならず、再発治療、緩和治療、セカンドオピニオンもお受けしています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり 218 2.85 3.17 0.00 21.50
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり、片眼 176 2.31 2.78 1.14 75.68
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり、両眼 43 4.81 5.09 2.33 79.88
020370xx99xxxx 視神経の疾患 手術なし - - 10.85 - -
140100xxxxxxxx 眼の先天異常 - - 3.73 - -
斜視手術の半数は外来手術となっており、これを合わせると512件となります。白内障手術は、片目手術の場合、日帰り手術から2泊3日までご希望に合わせて選択可能です。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 93 5.14 5.45 2.15 39.66
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 61 6.49 5.01 0.00 69.70
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 58 8.91 7.80 0.00 23.28
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 40 6.75 6.80 0.00 43.50
030428xxxxxxxx 突発性難聴 37 9.41 8.93 0.00 56.78
耳鼻咽喉科は、扁桃周囲膿瘍・急性扁桃炎・急性咽頭喉頭炎などの急性炎症疾患が最も多く、次いでめまい・前庭機能障害疾患です。さらに扁桃・アデノイド手術、慢性副鼻腔炎手術、突発性難聴を代表とする聴覚の障害が続きます。また、頭頸部悪性腫瘍の手術・放射線治療・化学療法も行っています。

リハビリテーション科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 16 95.00 25.94 0.00 87.44
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)手術なし - - 18.81 - -
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上)手術なし - - 20.96 - -
010069xx97x00x 脳卒中の続発症 手術あり - - 12.09 - -
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし エタラボンあり 発症前Rankin Scale0-2 - - 16.13 - -

放射線科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
140620xx99xxxx その他の先天異常(血管奇形)手術なし 16 2.13 7.77 0.00 28.13
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 生検あり - - 3.34 - -
140620xx97xxxx その他の先天異常(血管奇形) 手術あり - - 10.56 - -
110050xx99x00x 後腹膜疾患 手術なし - - 11.52 - -
11001xxx99x0xx 腎腫瘍 手術なし - - 10.05 - -
画像診断ではあらゆる診療科からCT、MRIなどの画像診断を依頼され、画像の質や放射線被曝を管理し、病気を診断する読影レポートを作成しています。全身の病気を診療し、対象とする疾患は多岐にわたっています。血管造影やCTなどの画像を用いたIVR(interventional radiology:インターベンショナル・ラジオロジー)では肝がんの抗がん剤の動脈内注入・塞栓術、外傷や消化管出血の動脈塞栓術、胃食道静脈瘤の塞栓術、生検と呼ばれる病理組織の採取、肝がんのラジオ波凝固療法、血管奇形の硬化療法などを担当し、消化器内科等関連科と協力して治療を行っています。また、当院の放射線治療システムは、現代のがん治療のさまざまな要望に応えることのできる最新の治療装置、「TrueBeam(米国 バリアン メディカルシステムズ社製)」を導入しています。TrueBeamは、強度変調放射線治療(IMRT)や定位放射線治療といった高精度の放射線治療を従来と比較して、より短時間で行うことができます。機器だけではなく、それを使用する経験ある専門のスタッフが治療の質はもちろん安全面でも細心の注意を払い、適切で丁寧な放射線治療を提供できるような体制を整えております。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 25 8.12 9.00 4.00 77.80
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術なし 24 8.67 12.55 4.17 58.92
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 15 8.33 7.90 0.00 81.40
080190xxxxxxxx 脱毛症 15 3.00 3.44 0.00 42.87
080110xxxxx0xx 水疱症 11 14.55 28.56 0.00 79.36
皮膚科は感染症である帯状疱疹や急性膿皮症(蜂窩織炎、丹毒など)の入院治療が多くなっています。また、活動性の高い円形脱毛症に対してステロイドパルス療法を積極的に行っています。皮膚腫瘍については、皮膚腫瘍治療センターにおいて皮膚腫瘍の治療を専門的に行っています。各科各部門と連携しながら患者さんにとってより良い医療を提供していきます。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 前立腺生検 78 2.05 2.49 0.00 71.74
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術、経尿道的手術 73 4.92 7.07 1.37 77.05
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 65 10.40 12.18 0.00 69.49
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 49 3.73 5.61 0.00 64.10
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 30 9.30 12.58 6.67 67.83

脳卒中科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし エタラボンあり 発症前Rankin Scale 0-2 56 17.79 16.13 19.64 71.77
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし エタラボンあり 定義副傷病あり 発症前Rankin Scale0-2 17 18.00 18.24 41.18 77.29
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)手術なし 12 27.42 18.81 66.67 73.83
010060x2990511 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし tPAあり 定期副傷病あり 発症前Rankin Scale 0-2 12 19.75 19.49 25.00 70.67
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 脳血管疾患リハビリテーションあり 発症前Rankin Scale 0-2 11 17.91 16.16 45.45 71.18
脳卒中科では、急性期の脳卒中(脳梗塞、脳出血、一過性脳虚血発作等)の症例が多く、全体の約95%を占めています。特にt-PA静注療法や脳血管内治療を中心とする超急性期治療を積極的に実施しており、2019年度は当科に入院した脳梗塞患者の約20%にあたる46例にt-PA静注療法を施行しています。また、頭部MRI/CTに加え、各種検査(脳血管造影、全身の造影CT、頸部血管エコー、経頭蓋ドップラー(TCD)、経食道心エコー、下肢静脈エコーなど)を駆使して、緻密な脳卒中の診断と専門的治療を行います。さらに、当院は回復期リハビリテーション病棟を有するなど、リハビリテーションの体制も充実しています。リハビリテーション科との連携のもと入院当日または翌日からの超早期リハビリテーションを実施しています。
2016年6月1日付でSCU(Stroke Care Unit)を開設し、現在15床で運用しています。脳卒中科・脳神経外科・リハビリテーション科の医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士で構成された脳卒中チームで治療に取り組んでいます。毎朝カンファレンスを行い、入院患者さんひとりひとりについて、治療方針の検証、確認と修正をしています。チーム一丸となって、各職種が全力を尽くし、患者さんにベストな医療を提供しています。
なお当院は回復期リハビリテーション病棟を有しており、当科での急性期治療後にリハビリテーション科に転科転棟し、訓練を継続することも可能です。当科に入院中からリハビリテーション科と情報共有ができているため、スムーズに移行することが可能です。

3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数

ダウンロード

    〇病期(Stage)分類とは
    病期(Stage)とは、がんの進行の程度を測る基準です。がんの治療法は、病期(Stage)によって異なります。また、病期(Stage)を決める要素はがんの種類によって異なります。病期(Stage)を知ることで、これからの治療の目安について大まかに予測することができるのです。
    病期(Stage)分類の方法は複数あります。この報告では胃癌、乳癌、肺癌は「UICC(国際対がん連合)病期分類」を、大腸癌、肝癌は「癌取り扱い規約」に基づくがんの病期分類を使っています。
    「UICC(国際対がん連合)病期分類(TNM分類)」の場合は、以下の3つの要素を組み合わせて決められます。
       T因子:がんがどのくらいの大きさになっているか
       N因子:周辺のリンパ節に転移しているか
       M因子:別の臓器への転移はあるか
    これによって病期(Stage)を大きく0~Ⅳ期の5つに分類します。0期が最も広がりが小さく、Ⅳ期に近いほどがんが広がっている「進行がん」です。

  • 患者数は延べ患者数です。(1人の患者さんが一連の治療期間に入退院を繰り返した場合は、それぞれの入院をカウントします。)
  • 病期(Stage)が0期のものは集計対象外としています。
  • 「版数」は、病期(Stage)分類に使用した「UICC(国際対がん連合)病期分類」及び、各がんの「癌取り扱い規約」の版数を示します。

がんの
部位
初発 再発 病期
分類
基準
(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 40 - 16 48 12 55 1 8
大腸癌 35 51 44 112 19 125 2 8
乳癌 54 27 11 11 - 25 1 8
肺癌 71 17 55 159 80 83 1 8
肝癌 11 13 - - - 41 2 6

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約



2016年の全国集計におけるがん罹患数の多い順から、男性では胃、前立腺、大腸、肺、肝臓、女性では乳房、大腸、胃、肺、子宮でした。男女計では、大腸、胃、肺、乳房、前立腺の順で、当院の入院患者は肺、大腸、胃、乳房、肝臓の順であり(図)、肺がんの入院患者が多くなっています。肺がんと大腸がんではIV期の進行がんが多く、そのため入院回数が多くなっていることも要因のひとつと考えます。そのような進行がんの場合も、新規抗がん薬、分子標的薬、および免疫チェックポイント阻害薬、そして支持療法(吐き気止め、鎮痛剤など)により、薬物療法を受けながらでもより良い生活を長く続けられるように、病院をあげて取り組んでいます。
肺がんを中心とする進行悪性腫瘍に対しては、がん薬物療法専門医、呼吸器学会専門医、血液学会専門医、緩和医療学会専門医、放射線学会放射線診断専門医、放射線学会放射線治療専門医、放射線腫瘍学会放射線治療専門医、IVR学会専門医などの資格をもった専門性の高い医師が担当しています。胃がん、食道がん、膵臓がん、および胆管がんの内視鏡治療、肝臓がんのラジオ波焼灼療法も得意としています。前立腺がん、胃がん、直腸がん、肺がんではロボット手術も行っています。乳がんは、乳腺専門医、超音波専門医が、診断~手術~薬物療法を一貫して行い、早期発見、早期治療、個別化診療をすすめています。
また、がん看護専門看護師、がん化学療法認定看護師、がん性疼痛認定看護師、緩和ケア認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、外来がん治療認定薬剤師、理学療法士、作業療法士、およびソーシャルワーカーとともに、患者さんを中心としたチーム医療を推進しています。

4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等

ダウンロード

    〇日本における肺炎の重要性
    H30年度の日本の死因の第5位は肺炎です。肺炎は死亡率、発症率ともに高い重要な疾患なのです。

    〇肺炎の分類
    肺炎は発症した時点のその人の生活状況により以下に分類されます。
    ・市中肺炎
    ・医療・介護関連肺炎
    ・院内肺炎
    市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた健常者か、軽度の基礎疾患をもつ患者に発症する肺胞の急性炎症です。他の肺炎と異なり、若者から高齢者まで幅広い年代でみられ、原因微生物も細菌・非定型病原体・ウイルスなど多彩です。
    市中肺炎では、治療方針決定のために5項目からなる重症度分類(A-DROPスコア)を用いて重症度を分類します。

    〇重症度分類(A-DROPスコア)
    Age(年齢)          男性70歳以上、女性75歳以上
    Dehydration(脱水)      BUN 21mg/dL以上または脱水あり
    Respiration           SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
    Orientation(意識障害)     意識障害あり
    Pressure(収縮期血圧)    収縮期血圧90 mmHg以下
     ※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。

    軽症:0点の場合。
    中等症:1~2点の場合。
    重症:3点の場合。
    超重症:4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。
    不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。


  • 成人(20歳以上)の市中肺炎について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しました。
  • 入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名に対する ICD10 コードが J13 ~J18$ で始まるものに限定します。
  • 重症度分類は、A-DROP スコアを用います。重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」と分類します。重症度の計算には年齢・性別因子を考慮しています。
重症度 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 20 8.75 52.25
中等症 111 14.36 81.45
重症 25 17.16 80.80
超重症 15 23.53 84.66
不明
当院では、重症度が「中等症」の症例が最も多くなっています。これは、男性70歳以上・女性75歳以上の場合に1点獲得するため、高齢の症例が増えるにつれ中等症の症例が増えやすくなっていることが考えられます。中等症111人のうち61人(55.0%)は年齢だけが条件に該当し中等症となっています。また表の患者数全体のうち高齢者(男性70歳以上・女性75歳以上)の占める割合は83.6%です。高齢者は基礎疾患、合併症を持っていることが多いため、高齢者の割合が高い場合は平均在院日数が長くなる傾向にあります。


5. 脳梗塞のICD10別患者数

ダウンロード

  • 脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示します。
ICD10 傷病名 発症日
から
患者数 平均在院
日数
平均年齢 転院率
I63$ 脳梗塞 3日以内 231 35.1 74.9 35.50
その他 30 49.9 74.7 36.67
当院のI63$ 脳梗塞患者の88.5%が、発症後3日以内に入院し治療が開始されています。当院は回復期リハビリテーション病棟を有しており、脳梗塞治療後、早期からリハビリテーションを受けることができます。脳梗塞患者261人のうち40人(15.3%)が、回復期リハビリテーション病棟でリハビリ訓練を受けたのち退院している結果、平均在院日数が少し長くなっています。また、他院へ転院した割合は35.6%です。これからも、地域の医療機関との連携をより進めていきたいと思います。


6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ダウンロード

  • 集計対象: 主たる手術、または点数の高い手術(連番1の手術)
  • 対象外: 輸血関連、軽微な手術(創傷処理、皮膚切開、非観血的整復術、徒手整復術等)
  • 転院率の計算式: 転院患者数÷全退院患者数×100

内科

     
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 165 0.03 1.34 0.00 64.99 下部内視鏡的
粘膜切除術
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 128 0.63 6.33 8.59 72.16
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 73 0.27 3.92 8.22 74.08
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 73 0.82 5.53 4.11 67.60
K654 内視鏡的消化管止血術 30 2.23 14.07 6.67 70.70
上位5位の手術内容は全て消化器内視鏡手術でした。最も多かったのは内視鏡的大腸ポリープ切除術で昨年同様でした。続いて胆膵疾患の内視鏡的手術で3つを占めていました。胆膵疾患で内視鏡治療が必要な患者は緊急入院することが多く、いずれの手術も術前日数が1日を切っているため、迅速な対応をしていることがわかります。特に緊急で行うことが多く結石治療の要である内視鏡的乳頭切開術の術前日数は0.27日であり、入院当日に緊急手術をしていることが読み取れます。また、5位の内視鏡的消化管止血術は院外からの救急対応だけでなく、院内発生にも対応しているため術前後の日数が長くなっているようにみえます。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 96 0.82 6.14 3.13 62.67 腹腔鏡下胆のう
摘出術
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 62 3.61 15.34 16.13 74.39 四肢の血管拡張術
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 49 3.16 15.57 20.41 71.80
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 43 2.86 14.09 6.98 70.51
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 40 0.25 1.00 0.00 66.83
消化器外科分野では悪性腫瘍に対する手術だけでなく、急性胆嚢炎や鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下手術が増加傾向です。末梢動脈閉塞性疾患に対する血管拡張術やバイパス術、さらに下肢静脈瘤に対する血管手術も近年著明に増えています。呼吸器外科分野では肺がんに対する胸腔鏡手術も増加傾向にあります。当院外科では広範な領域に対応できる外科専門医や医療スタッフが安全にチーム医療を進めています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯) 101 0.99 13.31 1.98 27.36 前十字靭帯再建手術
K066-21 関節鏡下関節滑膜切除術(膝) 60 0.97 2.32 0.00 28.40
K0461 骨折観血的手術(大腿) 56 2.18 21.93 76.79 80.63
K0821 人工関節置換術(膝) 51 1.06 23.55 29.41 74.86 人工膝関節全置換術
K069-3 関節鏡下半月板縫合術 48 0.96 8.90 6.25 33.27 半月板損傷手術
整形外科は、スポーツ傷害、骨折、関節障害の治療を得意としています。特に関節鏡手術である靱帯再建、半月縫合、軟骨移植手術を伴う「肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等」の症例は群を抜いて多くなっています。また、高齢者の外傷・骨折の頻度も高く、特に大腿骨頸部・転子部骨折に対する人工骨頭置換術や骨接合術を多く施行しております。また、同じく上腕骨骨折や鎖骨骨折なども含め、受傷後直ちに入院手術を行い、手術後早期からは退院、自立支援のリハビリテーションを受けることができます。また、変形性膝関節症に対しては、人工関節の開発に携わっていることから、積極的に手術支援コンピューターナビゲーションを用いて、患者さん個人に合わせたオーダーメイド医療を提供しております。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 33 1.97 13.85 39.39 82.15 慢性硬膜下血腫
穿頭術
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 20 2.75 17.55 20.00 72.45
K1781 脳血管内手術(1箇所) 17 1.12 33.12 29.41 66.12 脳動脈瘤
コイル塞栓術
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 15 1.53 19.20 6.67 65.93
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 13 6.15 33.62 38.46 55.31

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K879 子宮悪性腫瘍手術 13 1.15 14.38 0.00 59.08
K889 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側) 10 1.80 11.70 0.00 67.30
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) - - - - -
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) - - - - -
K867 子宮全摘術 - - - - -
各種悪性腫瘍に対する根治手術、また良性疾患に対する開腹、腹腔鏡下手術を行っています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 213 0.02 1.77 0.47 76.55 白内障手術
K2423 斜視手術(前転法と後転法) 134 0.88 1.00 0.00 16.25 成人斜視手術
小児斜視手術
K2422 斜視手術(後転法) 46 0.65 1.00 0.00 32.22
K2424 斜視手術(斜筋手術) 14 1.00 1.00 0.00 15.86
K244 眼筋移動術 10 1.00 1.20 0.00 44.50
斜視手術の半数は外来手術となっており、これを合わせると512件となります。白内障手術は、片目手術の場合、日帰り手術から2泊3日までご希望に合わせて選択可能です。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 72 1.03 7.13 0.00 22.97 両口蓋扁桃
摘出術
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 29 1.00 5.07 0.00 46.24 鼻・副鼻腔
内視鏡的手術
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 16 1.25 7.00 0.00 62.88 耳下腺
腫瘍摘出術
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 12 0.67 5.08 0.00 37.83
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 10 1.00 3.40 0.00 62.80
慢性扁桃炎は、年に何度も咽頭痛と発熱を繰り返します。年に4回以上症状が出て生活に支障がある場合は口蓋扁桃摘出術を行います。慢性副鼻腔炎は、膿性鼻汁、鼻閉、後鼻漏、嗅覚障害、頭痛などの症状が出現します。少量のマクロライド系抗菌薬などの保存的治療でかなり軽快しますが、鼻茸が充満していたり高度な病変の場合は、内視鏡的鼻・副鼻腔手術を行います。
全ての副鼻腔を開放する4型が多くなっています。次いで耳下腺腫瘍摘出術が多く、2019年は扁桃周囲膿瘍で入院する患者さんが増加し、切開排膿術を行っています。ビデオラリンゴスコープ(直達鏡)下の喉頭腫瘍摘出術も増加し、その他上顎洞がん、口腔がん、咽頭がんの手術も行っています。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 20 0.90 6.10 0.00 78.80 皮膚腫瘍摘出術
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満)
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満)
K013-22 全層植皮術(25cm2以上100cm2未満)
K0311 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術(躯幹)
専門医が手術を行っています。皮膚悪性腫瘍では、有棘細胞癌や基底細胞癌、ボーエン病などの手術を多く行っています。皮膚良性疾患では、色素性母斑、脂肪腫、表皮嚢腫の摘出などを行っています。皮膚腫瘍治療センターを併設し、放射線科や外科系各科、腫瘍内科をはじめ、外来・病棟・手術室看護師、がん看護の専任看護師と連携し、より安全で満足度の高い治療を目指しています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 74 1.07 3.01 1.35 77.20 経尿道的膀胱
腫瘍切除術
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 62 1.05 8.40 0.00 69.56 ロボット支援
前立腺全摘除術
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 52 1.12 2.29 0.00 64.54
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 50 0.70 3.38 2.00 66.16
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 15 1.60 6.87 0.00 75.80

脳卒中科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 16 0.00 53.63 8.00 72.00
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) - - - - -
K178-2 経皮的脳血管形成術 - - - - -
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -
K6082 動脈塞栓除去術(その他)(観血的) - - - - -
脳卒中科では、脳梗塞の超急性期(発症から最大24時間以内)に対して、経皮的脳血栓回収術を行っています。突然、脳血管に血栓が詰まると、脳へ血液が流れなくなって脳が壊死(脳梗塞)します。脳梗塞を発症すると言葉の障害、半身の麻痺等の後遺障害、重症であれば死に至ることもあります。脳梗塞を発症して4.5時間以内は手足への点滴でt-PA(血栓溶解剤)を注射して血栓を溶かし、経皮的脳血栓回収術を行います。脳血栓回収術は詰まった血栓をステント(網目状の金属の筒)で絡めて引っ張り取る、カテーテル(細い管)で血栓を吸引して、脳への血液の流れを回復させる治療です。血栓を回収するのが早ければ早いほど、脳が壊死する範囲を小さくして後遺障害を少なくすることができます。経皮的脳血栓回収術は治療に習熟した日本脳神経血管内治療学会専門医が行います。

7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

ダウンロード

  • この指標は、医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症、手術・処置等の合併症について、医療資源を最も投入した傷病名と入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病) が同じかどうかを区別して対象患者数と発症率を示したものです。
  • 入院契機病名と「同一」「異なる」の意味するところ
    入院の契機となった病名と、最も治療を要した傷病名が「同一」か「異なる」かを表しています。
    傷病名(最も治療を要した病名)が敗血症を例に説明します。「同一」は、入院した時に敗血症と診断されている患者さんであり、「異なる」とは、入院した時には別の病気で入院したが、その後に敗血症をおこし、元々の病気の治療よりも敗血症の治療に時間と医療費を要するような場合を表します。
  • 発生率=(各傷病名別症例数÷当院の全退院患者数) ×100
DPC
傷 病 名
入院契機
症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 20 0.24
異なる 13 0.15
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
◇敗血症
敗血症は、感染によって発症した全身性炎症反応症候群です。敗血症の原因は感染症です。感染症の原因として細菌、ウイルス、寄生虫、真菌などが挙げられます。敗血症を発症しやすいのは、糖尿病、悪性腫瘍、肝硬変、腎不全、ステロイドや免疫抑制剤内服等のある人、それに高齢者です。
敗血症のうち20症例は入院前に敗血症を発症しその治療目的で入院しています。
当院では、敗血症の予防のため、医療スタッフの手洗いやマスクの着用等の感染対策に力を注いでいます。

◇手術・処置等の合併症
手術・処置の合併症は、手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられます。
入院契機病名と「同一」の発生率が高く見えますが、これは医療資源を最も投入した傷病名と入院契機病名が同一である症例が多いということです。つまり、入院中に手術・処置の合併症が発生したのではなく、初めから手術・処置などの合併症の治療を目的として当院に入院され、 予定通り入院中にその治療を受けた患者さんがほとんどであるということです。


更新履歴

2020/10/1    病院指標を公開いたしました

病院概要

倫理・方針

病院の特徴

統計・データ

施設紹介