おしりとお腹のかかわりあい~百回の心配より一度の受診~

おしりとお腹のかかわりあい~百回の心配より一度の受診~

いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂孔)、痔瘻(じろう)を一般的に「ぢ」と呼んでいます。「日本人の50%は痔を患っている」との統計もあります。自覚症状は痔の種類によって異なり、いぼ痔はイボのように飛び出し排便時に出血があり、切れ痔は切れているのでピリッと痛くなり、痔瘻は膿が溜り腫れてきて膿が出てきます。

おしりのことはなかなか受診しにくい悩みですが、ずっと心配しているより、一度受診されれば安心できると思います。また、本人は痔だと思っていても別の病気が隠れている可能性もあるので、悩んだ時は一度受診されることをお勧めします。

また、痔はお腹の具合(排便状況)によって生じることがあります。いぼ痔や切れ痔は便秘が原因ですが、下痢も原因になることがあります。お腹の調子をコントロールすることで防ぐことができ、改善することもあります。出血している方の中には、大腸ポリープや大腸がん、痔瘻では炎症性腸疾患(クローン病など)と言う特殊な腸炎が隠れていることがあり、また痔瘻を長期間患っていると癌化するため、おしりとお腹には深い関わりがあるといえます。

 気になることがある方は、是非かかりつけ医にご相談ください。

執筆者

外科 特任副部長  林 次郎
専門医・指導医 日本外科学会認定医・外科専門医/日本消化器外科学会専門医・消化器がん治療認定医/日本がん治療認定医機構がん治療認定医/ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター/日本医師会認定産業医/医学博士
専門領域・得意分野 消化器外科

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