子宮がんには、子宮の入り口にできる子宮頸がんと子宮の内膜にできる子宮体がんがあります。30年程前は子宮がんの約9割が子宮頸がんでしたが、今では約7割が子宮体がんです。昔は年間に5千人が発症する病気でしたが、今では2万人が発症する病気となっています。また卵巣がんも、2000年の年間7千人から、現在では年間1万3千人と増加しています。
患者数の増加の原因の一つとして、子どもを産まないことが挙げられます。妊娠することで、黄体ホルモンが高くなり、子宮体がんのリスクが低減しますが、妊娠出産しないことで、生涯の排卵数が増えるため卵巣がんが増えることになります。
また、検診の受診率が4割程度にとどまっていることも原因となっています。肥満や糖尿病など生活習慣病も原因となりますので、注意が必要です。
子宮体がん、卵巣がんが増えているとお伝えしていますが、国立がん研究センターのデータによると子宮頸がんも2000年から現在までで約3倍に増えており、減ることがありません。世界では子宮頸がんワクチンの接種により減少しています。
子宮頸がんの95%がヒトパピローマウイルスの感染によるため、ワクチンを接種することで防ぐことができます。ワクチンについては、色々な議論がありますが、このワクチンで重要なことは、性交渉をもった後に接種しても非常に弱い免疫しかできず病気を予防できないため、性交渉をもつ前にワクチンを接種することです。
また、無症状でも婦人科検診を必ず受診することが大切です。

















