平成28年6月25日、川崎医科大学附属川崎病院に、最新型ロボット支援手術システム「ダ ヴィンチXi」が導入され、
12月1日に開院した川崎医科大学総合医療センターに移設されました。
12月1日に開院した川崎医科大学総合医療センターに移設されました。
「ダ ヴィンチ」は、従来の腹腔鏡手術の欠点である二次元画像や鉗子の不自由さを克服すべく、鮮明な拡大三次元画像や自由度の高い多関節の鉗子、手ぶれ防止を備えた手術用ロボットで、自分の思うように内視鏡や鉗子を操作できます。実際に手術をしていると、映画「ミクロの決死圏」のように、自分が患者の体内に入って手術をしているような感覚になります。ただし、術者は触覚を感じることができません。最初は戸惑いますが、慣れてくると、疑似触覚とよばれる、視覚から得られる情報から偽の触覚を感じることができるようになります。
※写真はデモ機、中央部分を覗き込むと鮮明な拡大三次元画像が見える
元々は、米国国防総省にて、1990年代の湾岸戦争時に、負傷兵を遠隔操作で治療するための機器として開発されましたが頓挫し、2000年頃から現在の「ダ ヴィンチ」の形態となって発売されてからは、欧米を中心に爆発的に普及されています。
人間の限界を補う「外手術の大革命」とされ、鮮明な三次元画像や器用な鉗子を用いて、非常に正確な操作が可能であり、従来人間の手や目および経験や感性で行われてきた手術の限界を超えて、確実ながんの制御、機能温存、合併症の減少などが期待されています。
この特徴を生かして、現在では、泌尿器科や婦人科領域、消化管外科領域を中心に、呼吸器外科、心臓血管外科、甲状腺外科、耳鼻咽喉科など多くの診療科に応用が広がっています。
※写真はデモ機、中央部分を覗き込むと鮮明な拡大三次元画像が見える
元々は、米国国防総省にて、1990年代の湾岸戦争時に、負傷兵を遠隔操作で治療するための機器として開発されましたが頓挫し、2000年頃から現在の「ダ ヴィンチ」の形態となって発売されてからは、欧米を中心に爆発的に普及されています。
人間の限界を補う「外手術の大革命」とされ、鮮明な三次元画像や器用な鉗子を用いて、非常に正確な操作が可能であり、従来人間の手や目および経験や感性で行われてきた手術の限界を超えて、確実ながんの制御、機能温存、合併症の減少などが期待されています。
この特徴を生かして、現在では、泌尿器科や婦人科領域、消化管外科領域を中心に、呼吸器外科、心臓血管外科、甲状腺外科、耳鼻咽喉科など多くの診療科に応用が広がっています。
従来、ロボットを用いた手術は150~200万円程度の自費で行っていましたが、現在、多くの手術が保険適応となっており、費用面でもかなり身近になりました。今後、ロボット手術がますます普及することが予想されます。
こちらにも詳細を記載しておりますのでぜひご覧ください。