補聴器・耳鳴り外来

外来日時
毎週木曜日午後(13:30~16:00)(予約制)
診療科
耳鼻咽喉・頭頸部外科
担当
耳鼻咽喉科専門医、言語聴覚士
ご予約・お問い合わせ
086-225-2111(代)
お電話で「補聴器・耳鳴り外来」とお伝えください。

補聴器・耳鳴り外来とは?

日本人の4人に1人は慢性的な耳鳴りに悩んでいます。特に高齢者では多く発生しますし、難聴者において耳鳴りは30~40%と多く認められます。耳鳴りの原因は明らかにはされていませんが、内耳の障害に伴う感音難聴と、難聴に伴う脳の反応、脳内の苦痛のネットワークが考えられています。耳鳴りは治らないと諦めないでください。様々な治療が可能です。

どんな症状の人が対象ですか?

・難聴で日常会話が困難な方
・日常会話は可能だが会議・講演会などで聞き取りが悪い方
・耳鳴りでお困りの方

誰が行ってくれるのですか?

難聴の患者さんには耳鼻咽喉科担当医が専門の補聴器業者と共に補聴器のフィッティングを行います。また耳鳴りの治療として補聴器を装用するだけで耳鳴りが軽快することが多く認められます。さらに耳鳴り治療機は音を聞くことで耳鳴りを和らげる機器です。補聴器や耳鳴り治療機は直ちに購入されなくても、お試し期間があります。ご自宅・会社などで装用していただき、十分業者と相談し購入を決めてください。

診療内容

『補聴器・耳鳴り外来』ではまず鼓膜の検査と純音聴力検査を行い、耳鳴り検査で耳鳴りの周波数や大きさ(音圧)を調べます。 耳鳴りに関する問診票にも記入していただきます。
治療はまず耳鳴りの説明と、ビタミンB12製剤・耳鳴り治療薬・循環改善剤などを処方いたします。また釣藤散や牛車腎気丸などの漢方薬も処方します。漢方薬は8週間以上服用することで効果があがります。漢方薬については日本東洋医学会専門医(耳鼻咽喉科部長)がご相談に応じます。 聴力低下があれば早期に補聴器を装用していただくことでQOLが改善します。また環境音が大きくなることで耳鳴りに効果があります。

さらに難治性耳鳴りの患者さんには、漢方薬の変更を考慮するとともに、欧米で始まったTRT(耳鳴り再訓練療法)を導入いたします。TRTとは、耳鳴りに対するカウンセリングを主体とし、さらにご相談の上①補聴器、②耳鳴り治療器、③補聴器・耳鳴り治療機ミックスタイプを使用して、耳鳴りに順応を起こさせる治療もお試しいただけます。

耳鳴りでお悩みの患者さんはぜひお越しください。

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