脳神経外科は、認知、意識、手足の動きなどといった生死に関わる疾患を扱う科です。交通事故などによる頭部損傷、脳出血、くも膜下出血、脳血栓(脳梗塞)などの脳血管障害、脳腫瘍、水頭症、物忘れ、歩行困難、頭痛、めまい、首・肩・腰などの痛みやしびれ、など非常に幅広い病気をカバーしています。 また、当科の特徴としては、24時間365日、岡山市内はもとより近隣住民の皆様の健康を守るべく、脳神経疾患における初期対応から高度な治療を必要とする3次救急まで幅広い患者さんのニーズに応える診療体制を確立すべく努力している点です。脳神経外科専門医常勤5名、後期研修医2名の計7名体制で、外科手術を含む救急疾患に切れ目のない対応が可能です。
特徴・特色
我々の科では、いわゆる軽微な頭痛からくも膜下出血や脳腫瘍など困難な手術まで、前述の幅広い、脳・脊髄・神経疾患に対して、岡山でもtopクラスの高度な脳神経診療が、24時間、365日いつでも対応できることが特徴的です。
また、脳の精密検査などは予約から結果の説明まで比較的長いことが多いですが、当院ではこのような検査も小回りのきくフットワークで可能な限り迅速に対応することが可能です。手術日は原則月曜日と木曜日で緊急手術は随時行っており、外来日はほぼ毎日となっています。また、当科では大学附属病院としてふさわしい高度な治療を必要する疾患にも対応可能となっており、脳の深部にできた癌や腫瘍の摘出に対して最先端の内視鏡を用いた手術を行うことが可能となっています。
さらに、非常にまれで、手術治療を行う脳外科医が全国でも限られている、子供の頭、顔面などの生まれつきの変形や異常(クルーゾン病やアペール症候群などのいわゆる頭蓋縫合早期癒合症など)に対する手術治療も行うことができます。脊髄・脊椎疾患についても、岡山県下有数の実績を自負しており、難度の高い手術から低侵襲手術まであらゆる手術が可能です。加えて、脳動脈瘤などのコイル塞栓術や頸動脈ステント、脳血栓に対する溶解、血栓回収などの血管内治療においても内科治療、外科治療以外のオプションが行える県下で数少ない病院の一つとなっています。
専門外来
- 脳血管内治療外来
開頭手術(直達手術)の他に、血管の中にカテーテルという細いチューブを入れて治療する脳血管内治療を行っています。
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- 手足のしびれ・痛み・腰痛外来
背骨の老化に起因する脊椎・脊髄疾患について、安全でかつ誠実な加療を行っています。
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