中央検査部

中央検査部長 北中 明
中央検査科部長(検査診断学(病態解析)教授)

業務概要

中央検査部は中央診療支援部の一つに属しています。検査部の関わる検査は、大きく“検体検査部門”と“生理機能検査部門”に分けることが出来ます。検体検査は患者さんの身体から採取される全ての検体(血液・尿・便・喀痰等)が検査対象になります。生理検査は患者さんの身体から得られる微弱な電気信号を記録する心電図や脳波検査があります。また、超音波を用いて局所の状態を観察することで、その部位や臓器の状態を判断するといった検査を実施しています。

特徴・特色

中央検査部は川崎医科大学総合医療センターの理念のもと、全ての患者さんに対して24時間体制で安全・安心な検査を提供すべく日夜努力を続けています。また大学病院としての専門性を生かし日進月歩である医療の進歩に対応できる検査体制を整え、質の高い検査結果を迅速に報告することで各診療部門と患者さんから頼りにされる検査部であるように努力をしています。検査業務には国家試験資格だけでなく各専門分野における専門資格や認定資格を複数取得した専門性の高い技師が検査を担当しています。
また、当院中央検査部・輸血部・病理部は、令和2年3月24日付で公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)による、臨床検査室の国際規格ISO15189認定を取得しました。ISO15189は、臨床検査の品質と能力を客観的に評価する国際的な第三者評価であり、今回の認定取得によって、私たちが安全で質の高い医療を行うために必要な国際レベルの検査を提供していることが認められました。当院を受診される患者様には、精度が保証され、信頼性の高い検査結果をご提供いたします。

新人研修

川崎学園全体で行うオリエンテーションに参加します。施設と組織、医療人としての自覚、ビジネスエチケット等を研修します。また、検査部でも検査部門組織や設備、安全衛生教育等のオリエンテ-ションを行います。配属部門では、検査の原理を学び、トレーナーが計画を立て、技術的トレーニングを行い、より専門性の高い技術を習得し、各部門の認定取得を目指します。

資格取得

臨床検査技師には専門分野の各学会や団体が認める「認定資格制度」があり、認定資格を取得しています。
  
〇専門資格と認定者数(2023.4 現在)
  • 二級臨床検査士:12名,延べ取得者 17名
  • 超音波検査士:4名
  • 認定輸血検査技師:2名
  • 認定一般検査技師:2名
  • 認定血液検査技師:1名
  • 認定臨床微生物検査技師:3名
  • 感染制御認定臨床微生物検査技師:3名
  • 認定心電図検査技師:1名
  • 消化器内視鏡技師:1名
  • 乳がん検診超音波実施技師:1名
  • 日本糖尿病療法指導士:1名
  • 血管診療技師:6名
  • 健康食品管理士認定:1名
  • 救急検査認定技師:1名
  • 認定骨髄検査技師:1名
  • 有機溶剤作業主任者:2名
  • 毒物劇物取扱者:1名
  • 日本聴覚医学会聴力測定技術講習会 初級:1名
  • 日本臨床神経生理学会専門技術師(脳波):1名
  • 日本臨床神経生理学会専門技術師(筋電図・神経伝導):1名
  • 日本臨床神経生理学会認定技術師(術中脳脊髄モニタリング):1名

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