創傷治療センター
創傷治療センターとは、当院において6か月以上治癒しない“慢性創傷“を専門に診る外来のことです。
創傷には、圧や摩擦・ずれなどによる褥瘡、糖尿病性足病変、閉塞性動脈硬化症による潰瘍・壊死、静脈うっ滞による難治性下腿潰瘍や術後の創、ケガや事故による創などがあります。それらの創傷が長期間改善しない場合には、様々な原因が考えられます。また近年においては高齢化や、食生活の変化による糖尿病の増加、生活習慣等による下肢血流障害を中心とする包括的高度慢性下肢虚血(Chronic Limb Threatening Ischemia:CLTI)は増加の一途を辿っています。
下肢に創があると安全な歩行が困難となり、生活の質の低下につながるだけでなく重症の場合は足趾や下肢切断に至る場合があります。また、歩行ができなくなると身体的な問題だけでなく、高齢の場合は認知力にも影響を及ぼしてきます。
患者さんの〝足を守る〟ために血管外科、形成外科、皮膚科を中心に複数の診療部が連携し、最善の治療を行うとともに認定看護師、特定行為実践看護師らが創傷管理やケア指導、日常生活指導をおこなう事により効果的な創傷治癒を目指しています。
- 担当医師
- 月(午前) 形成外科 徳岡 晋太郎
火(午後) 血管外科 森田 一郎
水(午前・午後) 血管外科 石田 敦久
木(午前) 形成外科 担当医
金(午後) 皮膚科 担当医
- 看護師
- 皮膚・排泄ケア認定看護師
糖尿病認定看護師
糖尿病療養指導士
フットケア指導士
特定行為実践看護師
活動内容
定期的にカンファレンスを行い医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士など多職種で情報を共有し、連携をとっています。
問い合わせ先
川崎医科大学総合医療センター 電話086-225-2111(代表)
外科・形成外科・皮膚科外来また地域医療連携室